中国の原産地証明書 |
中国の原産地証明書は、国家質量監督検験検疫総局(以下検験局という)または中国国際貿易促進委員会が発行する。
準拠法規:中国輸出貨物原産地規則(1992.3.8公布、5.1施行)
中国輸出貨物原産地証明書発行規定(1995.11.21公布、96.1.1施行)
監督官庁:中国対外貿易経済合作部(以下経貿部という)
*特殊な原産地証明書の申請先
政府間協定による原産地証明書:対外貿易経済合作部割当許可証事務局
特恵用原産地証明書(FORM A):検験局
申請手続
1.対外貿易権を持つ中国法人が事前に各地の経貿部所属機構で企業登録を行う。法人の印鑑、原産地証明書申請者名も登録する。
提出書類:
・貿易経営権認可証書 ・営業許可書 ・原産地証明登録申請書
・輸出原産地証明書登録申請書 ・輸入製品加工工程、コスト明細書
・原産地証明書申請者任命書(一企業3名まで)
2.認可機関が「原産地証明申請者証明書」を発給
3.原産地証明書を申請する際の提出書類
・ 輸出貨物原産地証明書/加工貿易証明書申請書
・ 輸出貨物原産地証明書一式四部
・ インボイス
・ (加工貿易の場合)輸入書類、売買契約または加工契約書、輸入製品加工工程・コスト明細書等の必要書類
4.原産地証明書発行
原産地証明認定
原産地証明の認定は、「輸入原材料を含む輸出貨物の原産地基準主要製造、加工工程リスト」(経貿部1992.4.1公布 5.1施行)にもとづいて判断される。同リストには製品ごとに主要製法、加工工程、その他の要求が規定されており、輸入原材料価格は加工工場出荷価格の75%以下であることとされている。
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