(1)所得税
外資系企業の所得税率は15%で、地方所得税は免除される。経営期間が10年以上の生産型企業は、黒字計上年度以降2年間は、企業所得税が免除され、その後3年間は半額に減税される。
(2)企業の増値税(別表参照)
(3)設備の関税
国家「外国投資産業指導目録」で奨励する生産性項目の自家用設備に対して、「外商投資項目免税不可の輸入商品目録」の掲載項目を除き、すべて輸入関税と輸入付加価値税を免除する。
(4)政府サービス
厦門市政府は外資系企業に一流のサービスを提供し、また「投資者と親密で、投資者を重視した、投資者を安心させる社会」の雰囲気づくりに努めている。政府は作業効率の向上に力を入れ、2001年に一部の審査認可項目を削除して費用の徴収を減らし、企業の運営コストを下げるようにした。港湾の費用徴収項目のうち、削除・暫定執行として引き下げたものは28項目にのぼり、企業負担を1億元減少させた。また厦門に進出する外資系企業へ専門にサービスを提供する機関を設けている。外国投資項目審査認可サービスセンター、工事建設審査認可サービスセンター、外資誘致センターなど。
(5)その他のサービス機関
金融:中国系銀行10社と外資系銀行16社の支店または事務所がある。中外合資銀行である厦門国際銀行の本社も設立された。証券経営機関が3社、証券取引所が20ヵ所、上場会社が16社。
保険: 大手保険会社十数社。
税関: 税関を設置している。
その他: 商品検査局、公証、弁護士、会計士、監査事務所、広告会社、建設企画設計院、コンテナ輸送会社など。
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