
(2)税制優遇政策と環境保護政策 |
1. 税制優遇政策
税目
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優 遇 内 容
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増値税 |
物品の販売額を税収根拠とし、売上税税額から既に支払った仕入れ税額を控除する事ができる。
値税は次の3種類の税率がある:
A : 基本税率17%
B : 最低税率13% (食料・食用植物油・水道水・暖気・冷気・ガス・石油
液化ガス・天然ガス・本・新聞・雑誌・飼料・肥料・農薬)
C : ゼロ税率:輸出貨物に限る。
中国で購入した国産設備及び設備に伴う一部分のプラスチック部品、ゴム部品、セラミックス部品などは
税を払い戻すことができる。 |
所得税 |
税率は15%である。生産型企業は、利益が発生した年から2年間は免税、次の3年目から5年目までは
半額減税となる。企業が生産する製品の輸出額がその年生産する製品の70%以上に達せれば、その時
点での半額に減税する。張家港市では、国家の奨励政策 によって設立された先進技術企業の場合、税
法に照らし徴収・免税・半減期間満了の後も、 審査を経て3年間の半減の所得税軽減待遇を享受できる。
また、国産設備を購入した場合、相当する投資金額の40%は、前年度に新たに増えた企業所得税分を
還付する。
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営業税 |
営業税(営業額と規定税率に基づき算出)は、交通運輸・建築・郵便通信・文化体育業が3%、
金融保険・サービス業・不動産販売・無形資産販売が5%、娯楽業が5〜20%である。 |
関 税) |
1.張家港でのプロジェクトのインフラ施設工事に必要な機器・設備及び他の工事物資について、輸入関税、
輸入間接増値税は免除する。
2.生産企業が、プロジェクトに必要とする生産・管理設備、合理的数量の自家用備品及びメンテナンスに
必要とするな部品、生産用燃料、工場や倉庫施設建設用の物資、設備の輸入関税、輸入間接増値税は
免除する。
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2. 環境保護政策
内 容
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規 格
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汚水排出基準 |
工場から汚水処理工場に入る汚水は、国家汚水3級排出標準をクリアしなければならない : COD≦500mg/L SS≦80mg/L. |
煙と灰排出基準 |
粒≦120mg/m3 ; SO2≦550mg/m3 |
騒音基準 |
昼間≦65dB 夜間 ≦55dB |

(3)交通運輸 |
【道路運輸】 張家港市は長江南北を繋ぐ交通の要衝である。南京‐上海(滬寧)高速道路や江陰大橋が開通したことで、蘇州・無錫・常州・南通・?州の各地までの距離は1時間以内に短縮された。2004年に張家港市を通過する揚子江沿岸高速道路が完成すると、上海との距離は98キロに短縮され、移動時間は1時間以内に短縮される。また、煙台から上海まで通じる国道204号線も張家港市を通っている。
【水路運輸】 水路運輸は張家港の総運輸量の60%を占める。水路運輸網は大変発達しており、200トンから400トンまでの船が通航できる。
【鉄道運輸】 上海市と張家港市を含む江蘇省の各地を結ぶ鉄道の建設計画があり近々起工さる予定。張家港から一番近い鉄道は15キロ離れた新長鉄道であり、上海・昆山・蘇州・常州・南京・北京などの各都市に移動する際には、45キロ離れた無錫駅を利用する。
【海洋運輸】 張家港港は国際1級港湾であり、日本・香港・韓国・東南アジア・アメリカ・シンガポール・オーストラリア・ヨーロッパなどに23航路が開設されている。定期航路は月間42本、世界40余の国、地域の140港との間で貨物の往来がある。
【港区埠頭】 張家港港はコンテナ・バルクカーゴ・鉄鋼・化工・石炭・木材・食品などのバースが33ヶ所、そのうち1万トン級は29ヶ所あり、5万トン級の貨物船も停泊することができる。貨物取扱能力は3,500万トン/年、2002年の貨物取扱量は3,080万トンを超えた。張家港港は、全国の木材・植物油・鋼鉄・化工製品の主要な中継基地となっており、海外と中国中西部及び沿岸省を結ぶ重要な貨物転送港でもある。
【化工埠頭】 5万トン級の船舶が停泊可能であり、取扱能力は1,000万トン、タンク総貯蔵量は48万立方メートル。企業は、長期または短期にタンクを借りることができる。
【空港】 上海虹橋空港(98キロ、車で1時間以内)、浦東国際空港、南京禄口空港(車で2時間)、蘇州光福空港、無錫碩放空港、常州奔牛空港、南通興東空港が利用可能。
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