
五.人材と労働力 |
1.
人材
日照市には3大学があり、在学生は1万人、卒業生は1204人である。成人大学が1ヵ所あり、在学中の学生は2233人、卒業生は616人である。
2.
労働力
(1)専門学校は24ヵ所あり、在学生は14733人、卒業生は5313人である。
(2)成人大学は1ヵ所、在学生は2233人、卒業生は616人である。
(3)経済開発区の在職職員人数は2001年現在、5100人である。毎年増える労働力人数は800人ぐらいである。
(4)労働力年齢は、18−30歳が45%、30−45歳が35%、45歳以上が20%である。
●労働力政策
| 項目 |
内容 |
| 職員採用権 |
外資企業は経営状況によって、許される範囲で自主的に機構の設置と人員を決めることができる。 |
| 解雇権 |
外資企業には、労働契約或いは労働関係法規により職員を退職させる権利がある。 |
| 労働時間 |
中国の労働法に基づく。一日8時間労働、一週40時間を超えないこと。経営の必要によって残業は許されるが、一日3時間、月間36時間以内であることが求められる。 |
| 労働安全衛生と労働保護 |
外資企業は、労働安全制度を整えること、労働安全衛生基準によって労働者に労働安全衛生条件と必要な労働保護用品を提供すること、女性労働者と未成年職員に対して特別な労働保護を行うことが求められる。 |
| 職員社会保険 |
外資企業は規定により、在職の中国人の職員に年金、障害保険、出産保険、失業保険、医療保険などを掛け、費用を日照開発区社会労働保障局に納める。 |
◆人材募集
日照市には「人材交流センター」、「労働力市場」があり、全市の企業及び外資企業に必要な人材を紹介している。
日照経済開発区の「人力資源センター」と「人材市場」は区内企業のために人材募集と労働力紹介を行っている。省、国及び世界からの優れた管理者を募集すると同時に、企業に相応しい労働力も紹介している。
募集時の必要書類:
1. 営業許可書或いは外資企業登録証書のコピー。
2. 募集要項(会社の印鑑が必要)
◆外来職員を雇うルート
1. 企業は、日照で適当な労働者が見つからない場合、経済開発区労働人事局に申請、許可を受ければ、経済開発区人力資源センターに配られた外来労働者雇用労働契約ビザをもって外来労働者を雇うことができる。但し「外来人員登録書」が必要。
2. 企業が専門技術者及び大学卒業生を採用する場合は、直接、経済開発区労働人事局で採用手続きを行う。大卒以下の人を採用する場合は、労働人事局の許可を得てから採用すること。
◆戸籍政策
2001年日照市戸籍政策の規定により、以下の人員は日照市に入籍できる。
・大卒者
・中レベル以上の技術者
・高レベルの技術労働者
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